昔々、あるところにとても力の強い黒い龍が存在しました。
黒い龍の強い力は、付近に住む村人に恐怖を与えていました。
しかし、黒い龍は、力が強いというだけで、悪さをするということは全く考えていません。
そのことを気にも留めず、村人達は、崇めている聖なる力をもつと言われる白い蛇の住む社に黒い龍を封印してしまいます。
封印に成功した村人達は、白蛇様のもとに封印すれば悪さをすることもないだろう。と、大喜びして日常の暮らしに戻っていったのです。
それから250年後
黒い龍を封印し、平和になった村にとある少女が生まれました。
その少女は、不思議な力を持っていたのです。
それは、植物や動物と話しができる力です。
そんな少女は、とある声を耳にします。
”…ここから出たい…。”
少女は、聞こえる方へと歩き始めました。
たどり着いたところは、海の近くにある岩が重なりあってできたトンネルです。
その先をゆっくり歩み進めていくと、難しい字で書かれたお札が貼られた木製の観音扉にたどり着きました。
先ほど聞いた声は、この観音扉の先から聞こえていたのです。
少女は、何も気にすることなく観音扉に貼られたお札をビリっと破り封印を解き放ちました。
そこで少女が目にしたのは、遠い昔に村人たちによって社に閉じ込められた黒い龍の姿でした。
”幼き子よ。ありがとう。ようやく窮屈な場所から出ることができた。これからは君の助けとなろう。”
とはいえ、日中に姿を現すとまた村人に恐れられ、再度封印されるかもしれないと考えた黒い龍は、昼間の間だけ社で過ごし、夜中は少女の前に現れることにしました。
しかし、夜中の間は、少女は眠っています。
そこで黒い龍は、少女の夢の中に入り、その中で話すことにしたのです。
少女のこれからの人生、魂の目的についての話を。
少女の不思議な力を使って、自然に対して貢献する姿を話します。
それから黒い龍の助力を借りるようになった少女は、やがて大人になり、植物や動物に健康状態を聞き、状態悪化する前に治すという大切な使命を全うしたそうです。
めでたし。めでたし。
幾世に渡って力を貸してくれている黒い龍
この昔話は、私が過去世リーディングのセッションを受け、教えてもらった内容です。
この少女というのは、実は私の前世の記憶であり、昔話に登場した黒い龍は、今でも私のそばで力を貸してくれています。
この黒い龍は、社を出て、今では小さい水晶を住処にしています。
この水晶は、私がスピリチュアルに目覚めたときに親を伝ってやってきたパワーストーンのひとつです。
黒い龍の存在に気付いたのは、最初にこの水晶を手にした時、なぜか龍の姿がイメージに浮かびあがってきたのがキッカケでした。
その時、黒い龍のことを言い間違えてドラゴンと呼んだことから、黒い龍がその名前を気に入って自身をドラゴンと名乗るようになりました(笑)
今では、ドラゴンだけではなく、常にそばにいる緑龍や江の島を見守る龍からのサポートも受けているようです。
過去世の自分の行いがキッカケで、ここまで自分を大切にしてくれている龍族達にとてもうれしい気持ちと感謝の気持ちを持つようになりました。
しばらく、ドラゴンとつながることをしていなかったので、これからはできるだけ毎日ドラゴンと繋がり、私自身の魂の目的についてもまた話を聞き、行動に移していこうと思っています。